花子出てこいや!

こんにちは。

浮気は夫婦のドロドロした問題なので

孤独な戦いになる事を覚悟していたのに

信頼できる友達に相談したことで

戦力が1人増えたのがこの時どんなに心強かったかは

一生忘れない。

 

現時点で主人の浮気相手として疑っている

花子についてわかっていることは

主人のスマホのLINEで名前のところに

【シー〇〇 花子】と書かれていた事と

白いジープに乗っているということだけ。

聞いていないのに主人が勝手に女が乗っている車を

私に喋ったのは間違いだったと気付かせてやりたい。

それにしてもこれだけの情報で花子を突き止められるのか

友達とやり取りをしていて何人か花子が浮上した。

「白いジープに乗っている女見かけた!」

「白いジープだけど男が運転してたなぁ」

「花子って名前だけど乗ってる車まではわからない!」

とりあえず私の住む地域で白いジープはそう多くないので

見かけたら手あたり次第ナンバーを控える。

友達も同じように行動してくれていて

常に連絡を取り合い情報交換をした。

そしてしばらくして友達と会って話した時

「お互い子育てもしてるし

 2人では限界かも知れないから戦力を増やそう」と、

友達が提案してきた。

「えっ…誰に相談するの?」と私が聞くと

「2人の共通の友達が良いよね。

 うちらの共通の知り合いで信頼できる人は…」

しばらく考えた後に友達が閃いた。

「いたー!まなちゃん!どう?」

まなちゃんは私と友達の後輩でバツイチ子持ち。

後輩なのに言う時は言うサバサバ人間。

私も友達も後輩の中でも一目置く存在だ。

私も友達も間違いなく信頼できる人でした。

「まなちゃん相談に乗ってくれるかな?」と言う私に

「当たり前でしょ!あんたが困ってるって知ったら

 まなちゃんなんて絶対すぐに駆けつけてくれるよ!

 まず連絡してみよう」と友達は言った。

私がまなちゃんにLINE。

よく連絡を取り合う間柄だったので前置きなく

「うちの旦那が浮気してるっぽい。

 今友達Rに相談してるんだけどさ。」と送ると

すぐにLINE電話着信。

「今どこにいるんですか?姉さん大丈夫ですか?」

とまなちゃんの声。

「大丈夫だよ。今Rのとこで話聞いて貰ってた」と言うと

「私もすぐに行きます」と。

すげー行動力だな(笑)

 

30分しないでまなちゃんがRの家に到着した。

「Rさん久しぶりっす!お邪魔しますね!

 姉さんなんでもっと早く相談しないんですか!

 水臭いですねー」と言いながら

まなちゃんが部屋に入ってくる。

「おー!久しぶりだな!入れ入れ!」と友達R。

※決してヤンキーのやり取りではありません。

 

すぐに私に変わって友達Rがまなちゃんに状況を説明する。

「今わかってる浮気相手の手がかりは

 【シー〇〇 花子】ってのと

 白いジープに乗っているという事だけ。

 2人で色々考えてるんだけどさ」と

友達Rがまなちゃんに言うと、

まなちゃんは私の方を向いて

「姉さん、辛くないっすか?

 旦那さんの浮気疑うってことは

 それなりの理由があると思うんですけど

 何か怪しい行動とかってあったんすか?」

と言ってくる。

「まずは旦那のLINEが朝から晩まで鳴るようになったこと、

 夜出かける事は今までもあったけど

 最近はなんとなく怪しい気がするし、

 スマホのロックもそうだけど

 私が近付いただけで画面を暗くするようになった。

 今まではそんなことなかったんだけどね。」と言うと

「こんな良い嫁いて浮気とか信じられないけど

 やるなら徹底的に追い込んでやりましょう!」と

まなちゃんが言った。そしてすぐに…

 

「うちの近所に白いジープ停まってるっすね!

 ナンバーは〇〇ー〇〇で、

 女が運転してるのを見かけますね」とまなちゃんが言った。

友達Rがすかさず「それ怪しい!」と言ったので

「いや、なんの根拠もねーじゃん!」と私が言うと

まなちゃんが「ちょっと待って下さい」と

すぐに玄関の方へ行き誰かに電話をし始めた。

 

数分して戻ってきたまなちゃんが言った言葉は

【うちの近所によく停まってる白いジープの持ち主

 花子で間違いないっすね!!】

 

えーーーーーーーー!?!?マジーーーーーー!?