ひとまず決着か…

「無視しましょうか!」

という弁護士さんの提案に合意し

“バカに付き合うほど暇じゃない”

と正直思っていたところだった。

 

無視して数日後、

弁護士さんからまた着信があった。

ドキドキしながら折り返すと

電話越しに弁護士さんが興奮気味に

「花子から振り込みがありました!!

 期限を設けていたので焦ったのでしょうか。

 花子側がご主人に接触したかはわかりませんが

 ご主人には変わった様子はありませんか?」

という電話だった。

正直、私に対する主人のモラハラは変わらず

毎日気を遣った生活をしていたところだったので

花子側が主人に対して連絡を取ったかも

わからない状況でのこの報告は嬉しかった。

具体的な主人からのモラハラを言ってしまうと

・毎日威圧的な態度

・誓約書にサインしたにも関わらず連絡は入れない

・話しかけても無視

 

ぶっちゃけなんでこんな奴と一緒にいるのか

自分でもよくわからなくなっていた時だった。

でも花子から慰謝料が支払われた事によって

私の中でひと段落つけるような感じがした。

主人に対する恋愛感情は皆無。

【花子から慰謝料が振り込まれたのを確認したら

 今まで私を支えてくれた人に精いっぱい還元しよう】

私はそんな気持ちでいっぱいだった。

 

約2週間後私の口座に

クソ女花子からの300万のうち

手数料が引かれた金額が振り込まれた。

当初予想していた金額よりは多かったので

私は迷わず一部引き落として

Rちゃんとまなちゃんに少なからず気持ちとして

大至急持って行った。

2人の反応は同じく

「こんなに受け取れない!」

「自分のために使いな!」

だったけど

私としては2人がいなければ

精神的に参っておかしく

なっていた可能性もあるので

少ないくらいだった。

「気持ちとして受け取って!」と

2人には強制的に受け取って貰い

私も自分と子供のために

少し良いものを何か買おうと思い始めていた。

 

そして途中から私の弟にも離婚を視野に入れつつ

軽くは相談をしていたのだが

弟にも今後迷惑をかけるかも知れないという

迷惑料として少し現金を送ろうとしていたので

弟に連絡を取った。

すると弟は私の話を聞きながら迷わず

「いざとなったら俺は姉ちゃんの味方をする。

 それは兄弟としての絆だし、

 どんなに(私の主人が)良い人でも

 兄弟の味方になるのは当たり前でしょ」

と言ってくれた言葉に泣いた。

小さい頃はいじめてばっかりいた頼りない弟が

家庭を持って姉ちゃんの支えになってくれている。

そんな気持ちを知れただけで嬉しかった。

弟は遠方にいるので

「そこで姉ちゃんからの確認なんだけど

 慰謝料取れたら荷物として普通に送っていいの?

 それともへそくりとしてこっそり渡す?」

と確認すると、弟は迷わず

「へそくりでお願いします!!」と言ってきた(笑)

という事で荷物に忍ばせるにも

嫁に内緒で受け取れるように送る事になりました。

有意義に使って下さい^^

 

私は持病が悪化しているので

賞状が落ち着き次第美味しいものでも食べて

息子に貢ごうと思います。

接触の行方

 

クソ女花子に弁護士さんが接触して

減額交渉もなくすんなり示談になるように思えた。

私もこの一件がひと段落する安心からか

間違いなく精神的なストレスから

持病が悪化して近所の病院を

受診したりして過ごしていた。

いざとなれば先生に診断書を書いて貰って

これも花子に全て請求してやろうと

思ったりもしていた。

準備しておくに越した事はないもんね。

 

弁護士さんから示談交渉が進んでいると

連絡があってから数日後。

再度弁護士さんから着信が。

仕事中ですぐ出られなかったため

電話を掛け直すまでの間、久々に動悸がして

仕事どころじゃなくなった。

仕事が終わってすぐに

「どうしました!?

 何かありましたか!?」

と電話をかけると

「折り返しのお電話ありがとうございます!

 合意書は送ったので後はサインと判を押して

 返送して貰えば締結というところなんですが

 花子の旦那が最後に〇〇さん(私)の

 ご主人に一言言いたいと言って来ていて

 合意書のサインがされずに

 保留となっている状況です。」

とのこと。

私の怒りは久々に頂点に達した。

 

私は花子の旦那に接触する際に

偽名まで使って電話をして

協力するなら証拠と詳細について説明をするし

関与しないというならこの話は

なかった事にしていいと前置きをして

接触したにも関わらず

花子の旦那が最後に私の主人に一言言いたいだと!?

 

”この流れは間違いなく

 花子に洗脳されているに違いない”

そんな考えが私の脳裏をよぎったが

被害妄想かも知れないと疑心暗鬼になり

弁護士さんには

「少し考えさせて下さい。

 すぐに折り返します。」と伝えて電話を切った。

そしてすぐさま頼りのグループLINEに報告。

 

「はぁ!?今さら一言言いたいとか

 こっちも言いたい事山ほどあるわ!」

「花子が被害者ぶって、

 誘ってきたのはそっち(私の主人)だから

 もう連絡しないように言ってよ的な感じで

 旦那に言わせてるんだって!」

「残念でしたー!不倫は1人でできませーん」

「クソ女に旦那も洗脳されたな。

 ま、それは想像できたけど」

「花子が誘ってる証拠もこちら持ってますけど?」

「てゆーか言いたい事があるなら

 こっちの弁護士頼らないでテメーで弁護士雇えや」

「こっちの弁護士通して済ませようとすんな」

「とことんクソだな」

「こっちは花子に対して罪を償えって意味で

 弁護士雇って公的にやってんだから

 一言言いたいとかおこがましすぎるわ」

「本当に弁護士さんにお願いして良かったね!

 こんなバカなら話できてなかったかもね」

 

キンコンキンコンと一気に

私の考えと同じ内容が

LINEで次々と送られてくる(笑)

私の精神状態が逸脱していない事がわかって

安心したのと同時に

“本当にバカ夫婦だな!”と心から思った。

そして深呼吸して弁護士さんに電話を入れた。

 

「私も少し考えたんですが、

 私の主人に対して一言言いたいのは構いません。

 ですが私はあくまで花子に対しての

 慰謝料請求を依頼している状況ですよね。

 万が一花子の旦那が連絡した事で

 また終わった話を掘り返したと

 主人が私に手を挙げないとも言い切れません。

 そちらの夫婦は結託して

 仲良くやってるかも知れませんが

 こちらは状況が違います。

 私は主人からの暴力に備えて

 証拠を取る準備はしますが

 もし弁護士さんが花子に接触する事があれば 

 その責任についても確認して貰えますでしょうか。」

と伝えた。 

すると弁護士さんは

「もちろんです。

 〇〇さん(私)にご依頼頂いている以上

 〇〇さんに利益があるように私共は動きます。

 ですが、花子の旦那に連絡をするなとは

 強制できないのも事実なんです。」

弁護士さんがいう事ももちろんわかる。

「じゃあどうするのが一番良いでしょうか」と

質問返しをする私に弁護士さんは

少し考えた様子で

「…無視しますか!

 こっちの要求は伝えていますし

 すでに期限を設けた合意書も送付済みです。

 細かく対応する必要はありません!」

と言ってくれた。

“無視かよ!!(笑)”と

弁護士さんらしくない対応に

笑ってしまった。

 

予想外にすんなりいかずモヤモヤ…

ブラックサンタ降臨

 

【不倫・浮気は殺人と同じ】という言葉を

たまーに目にするけど

本当にその通りだと私は思う。

今回の一件で私の心は死んだから

クソ女花子への復讐と

大事な子供の事を考えて生きていく。

 

弁護士さんから「花子が電話に出てくれない」

という報告を貰ってから

すぐに見切りをつけた私は

「もう書面に切り替えて貰って大丈夫です」と

弁護士さんに連絡をした。

すると弁護士さんの担当事務さんから

「間違いなく本人が受け取るように送りますが、

 いつ届くようにしたいとかの希望はありますか?」

と質問された。

ちょうどその日はクリスマスイブの前日だったので

「大至急送って貰ってクリスマスプレゼントに

 して貰えたら嬉しいんですけど」と言う私に

事務さんはちょっと笑いながら

「そうですね!すぐに書面送付します」

と言ってくれた。

 

そして迎えたクリスマス。

サンタさんからたくさんプレゼントが届き

ハイテンションの子供の笑顔を見て

ひと時の癒しの時間となった。

私のところへもサンタさんから

CHANELの財布が届き

結局冷蔵庫、掃除機も買って貰った。

謝罪の言葉はないけど

主人なりの償いなんだと勝手に解釈して

ありがたく(当たり前だと思いつつ)

使わせて貰おうと思う。

 

そしてクソ女花子にも

プレゼントが届いているはず。

それを私の心の支えとなっている

グループLINEに書き込むと

「とんだブラックサンタですね、最高!」

とまなちゃんからすぐに返信があった。

とはいえ勢いに任せて離婚していれば

3人で過ごせなかったかもと考えると

感慨深いクリスマスになった。

 

そうこうしているうちに年末年始となり

弁護士さんからも連絡がない。

“クソ女受け取ってないのかな?”

“さすがに書面は無視できないよね?”

みたいな気持ちが交差しながら待っていると

新年早々弁護士さんから着信があった。

不安を隠しきれず

「どうでしたか…?接触できました?」と

弁護士さんに確認すると

接触できましたよ!

 こちらも正月休みを挟んでしまって

 花子にも考える時間を与えてしまったかと

 思っていたんですが、結論から言うと

 こちらの提示金額をそのまま支払うという事で

 合意になりましたので大至急合意書の作成に

 入りたいと思います!」と言っていた。

 

「え?減額交渉もなしですか?」と私が質問すると

「実は…書面を受け取った花子の方から

 連絡があったんですが、最初の一言が

【そっちが持っている証拠を見せろ】だったんですね。

 私もはったりで弁護士をやっている訳ではないので

 示談金の意味わかってますか?

 証拠を見せて欲しいなら示談交渉はなしで

 裁判で争う事になりますよと花子に伝えたら

 一度電話を切ったんですが

 30分しないで電話を折り返してきて

 提示金額で応じると意見を変えてきたんです。

 ものの数分で意見が変わるなら

 こちらもまた意見が変わらないうちに

 畳みかけてしまおうと思っているんですが

 このまま示談で収束させてもよろしいでしょうか?」

と確認された。

 

私は思ってもないスピード解決に驚きつつ

クソ女花子のバカさ加減を思い知った。

弁護士さんが証拠もなしに

はったりで連絡してくる訳ねーだろ!

証拠なら私なんかより

お前の方が持ってるはずなんだから

このタイミングで弁護士さんに

証拠見せろって意味わかんねー!

 

直接私が手を下さず

法律にのっとった弁護士さんに依頼をして

つくづく良かったと思えた日でした。

 

これからクソ女花子に対して

追い込みが始まります。

サレ妻とシタ妻

世間では

浮気・不倫をされた人の事を“サレ”と言い

浮気・不倫をした人の事を“シタ”と呼んでいる。

そう、私は主人のせいで【サレ妻】になったのだ。

 

主人は話し合い以降普通に接してきていて

“私の機嫌取ってるな…”と感じつつも

私も大人なので

主人の顔を見る度にイライラするものの

“子供のため…”と自分に言い聞かせ

普通に振舞っていた。

 

主人は自分の行いで

私がクソ女花子に慰謝料請求しないで済むように

と考えての行動かも知れないけど

私の中ではもう今さらという気持ちと

慰謝料請求してやる!という気持ちが固まっていたので

慰謝料請求させて貰いますと

どんなに優しく接してくる主人に対しても

心の中で思っていた。

 

そんなある日。

慰謝料請求に関して全て弁護士さんにお任せすると

していた中で、担当弁護士さんの事務さんからメール。

「花子に直接接触しようと電話していますが

 電話には出てくれないので

 これより書面に切り替えて接触します」と。

この内容に対する私の返信は

「どんな方法でも接触して頂いて

 慰謝料取って下さい」と伝えた。

 

花子はどんなつもりなんだろう。

知らない番号だから電話に出ないだけなのか

ついに来た!とビビって無視しているのか。

どんなに逃げても地の果てまで追いかけてやるから

覚悟しておいて欲しい。

てか不倫するならそれくらいの覚悟を持った上で

不倫すれば良かったのに。

「離婚するなら私も離婚する」と

調子に乗って私の主人に言ったくせに

花子も離婚せずに暮らしている様子。

実際に花子に会ったら言いたい事がたくさんある。

 

そうこうしている中で義母に会った際に

「仲直りして離婚はしない事になったので

 色々お騒がせしましたが

 これからもよろしくお願いします」と伝えると

少し安心した表情をしたかと思ったが

口を開いた義母は私に対して

「〇〇ちゃん、浮気された記憶は一生残るよ」

と言ってきた。

 

“……はぁ???”

 

まず自分のクソ息子が不倫して

その嫁に手を挙げた事も知ってるんだから

私からの再構築の報告に対しての模範解答は

【本当にバカ息子がごめんね】

【離婚しないでいてくれてありがとう】

じゃねーのか!!

むしろ離婚した方が良かったですか!?と

喉まで出た言葉を押し殺し

“親がバカ親だから息子もバカ息子なんだな”

と自分の中で変に納得した。

 

間違いなく私の中で主人と

主人の親に対する気持ちが変化し

【お前らがそんな態度でくるなら

 こっちもそれなりに利用してやる】という

気持ちが固まった。

義母はそれ以降

これでもかというくらい子供(孫)に貢いでくるし

主人はお金で解決しようとしているのか

いつでもお金を出そうとしてくる。

 

“最初からこうしておけば良かったのに”

 

そんな事を思いながら

変に冷静な私は普段通りの生活をする。

サレ妻になる前もなった後も変わらない事は

 

【子供が自分にとってかけがえのない存在】

ということ。

 

主人に対しては前のような100%好きという気持ちはなく

離婚しないと決まった今も夫婦喧嘩以降変わらず

お弁当も作らず朝も一緒に起きないという生活をしている。

義母が知ったらショックを受けるかも知れないけど

完全に元の生活には現時点では戻れない。

Twitterとかを見ていると再構築を望むサレ妻に対して

「よく一緒にいれるね」という人もいる。

でも私はその気持ちがよくわかる。

【妻】という不動の立場を最大限利用して

使い物にならないと思った時に捨ててやれば良い。

表面上の再構築は簡単でも

えぐられた心の傷はそう簡単には治らないから。

 

離婚するのは今じゃない。

離婚するのは私のタイミングで決めてやる。

 

主人は私がこんな気持ちで生活しているなんて

夢にも思っていないだろうな。

結婚する前もしてからも、毎年欠かさず

「クリスマス何欲しい?」と聞いてくる主人。

その質問に対して私は「何もいらないよ」

と毎年答えていた。

今年は「CHANELの財布かな」と

ピンポイントで要求してみた。

 

偽物なんて許さないから。

気持ちなんてわからないんだから誠意を見せろ。

 

HAPPY MERRY Xmas!!(笑)

 

話がわかる弁護士さん

主人との2回目の話し合いは

思いのほか冷静にきちんと話ができたので

私の圧勝で終了となった。

これからしばらくは私の天下になる!と、思いつつ

何が何でも花子に慰謝料請求してやると

この時すでに心に決めていた。

不倫がわかった時の精神的・身体的ダメージは

実際にサレた人でなければわからないと思うし

本当に想像を絶する以上に辛かった。

こんな思いをする人を1人でも減らすために

徹底的に花子をぶちのめさなければ!!(笑)

 

弁護士事務所に依頼したからと言って

毎回弁護士さんとやり取りできる訳ではなく

弁護士さんの事務さんとやり取りする方が多い。

最初話を聞いて貰った弁護士さんと事務さんは

いわば窓口的な人だったようで

話を詰めていく段階で

本格的に私の弁護士さんが決まった。

担当弁護士さんは気さくな話口調で

顔は見れないけどなんとなく安心できた。

「お聞きしている話に相違がないかの確認のため

 いくつか確認をさせて頂きたいのですが…」

と、最初に主人の不貞に関する内容の確認をされた。

これが地味に辛い。

でもクソ女に制裁を与えるために頑張るしかない。

「間違いないです…」と話した後、弁護士さんが

「では花子に対する請求額について

 決めていきますね。」と言ったので

「私は花子の旦那に100万円は請求したいと

 言った手前、弁護士費用を差し引いても

 自分に100万円は欲しいと思っています。

 貰えれば貰えるだけ気分が良いですけど。」

と、冗談交じりに言うと

担当弁護士さんは

「不貞慰謝料の相場は数十万~100万円なんですけど

 支払ってくれればラッキーって事で

 大きく300万請求してみましょうか♪」と言った。

もちろん300万円なんて即決で支払えないと思うし

分割提示や値下げ交渉される事もあるだろう。

でも例えで言うと

300万円の請求が一括で支払うなら200万円でも良い

みたいな事を言われたら

“安い!!”と思ってしまうのが人間の心理だ。

そこを突くのは私もさすがだなぁ…と感心。

弁護士費用を差し引いて100万円+αなら

私も文句なし。

「それでお願いします」と弁護士さんに伝えた。

 

そして次は弁護士から花子への接触方法について。

ざっくり言うと直接電話するか封書で送り付けるかの

どちらかなのだが、私の意向を聞いてくれるそうで

いきなり電話で「あなた慰謝料請求されますよ」

と言われるのか

封書を開いて専門的な文章で威圧されるのか

どちらかを私が選んでも良いという事だった。

どちらの方法も捨てがたいけど

私が出した結論は

「まず電話で接触して貰って、電話に出ない場合は封書で」

と弁護士さんに伝えた。

すると弁護士さんは

「了解です!電話でも封書でも請求するのには

 変わりないので早く結論が出るように頑張りましょう!」

と言っていた。

 

花子は今どんな気持ちで生活をしているのだろうか。

少なからず恋をしていた私の主人とは会えなくなり

失恋のような気持ちで現実に向き合って

自分の家族とやり直す気持ちでいるのだろうか…

私がアクションを起こさないから

余裕ぶって普段通りの生活をしているに違いない。

 

そんな平穏な日々ならぶち壊してやるけどな!

少しは自分の軽率な行動と言動に反省して

私よりも苦しんで貰わなければ割に合わない。

 

数日後友人のRが偵察がてら

(※花子は昼間飲食店でバイトしている)

花子が働いている店に行き盗撮してくれた画像と共に

「慰謝料請求されるとも知らずに

 慰謝料のために働いてたわw」とLINEが来ていた。

画像を見る限り私よりもばばぁなのはわかった。

“どうしてこんな女と…”という

主人に対して幻滅する気持ちもあったが

逆に綺麗だったら納得するのか…という疑問も出てきて

モヤモヤした(笑)

 

さて、心機一転弁護士さんからの連絡を

待つ事にしましょうか^^

慰謝料請求とは

この期に及んで

上から目線でクソ女に対して

「慰謝料請求するなよ」と言ってきた主人。

一瞬で甘く見られていると察した私は

深呼吸してから主人に対してこの言葉を言った。

 

「慰謝料請求は私とクソ女との問題で

 お前は関係ないから。

 人様の旦那に手を出したんだから

 私から請求されれば支払うのは当然だよね。

 お前は人様の嫁に手を出したんだから

 クソ女の旦那から慰謝料請求された時に

 相手から提示された金額を素直に支払え。」

 

ズバっと言われすぎたのか

主人は黙っていたので

「わからないならもう1回言うけど?

 私はクソ女が憎いし、お前も憎い。

 到底許せるとも思えない。

 でも婚姻関係を維持すると決めた以上

 2人には何かしらの制裁は受けて貰わないと

 私の気が済まないのもわかるよね?」

と言うと主人は

「俺にはペナルティないの?」と聞いてくる。

 

そこで用意していた返答の出番。

「お前には公的に効力のある誓約書を

 準備してるからそれに署名しろ。

 これからの人生は

 一生かけて家族に償うつもりで生きろよ」

と私が言うと

主人は「はい…」とだけ言った。

 

釜戸が別のうちならではの言葉かも知れないが

クソ女の旦那が私の主人に

慰謝料請求しようが私は全く痛くなく

全然関係ない事だった。

この言葉を聞いた主人は俯き

「…わかった。」とだけ言った。

 

そして沈黙の後に

「また元通りにできる?」と主人が私に聞いてきたので

「元に戻れるかはお前の行動次第」と言うと

「努力するけど、まず何をしたらいいのか…」

と言いだした。

“こいつバカなの?”と思いつつ

「私達の信頼を取り戻す努力を最優先して。

 それとクソ女が乗った車は乗りたくないし

 乗らないから。」と言うと

「えっ!」と主人が言う。

クソ女と会うために使っていた車に

乗りたがる本妻がどこにいるのだろうか。

想像したくないけど、車を見るたびに

その時の気持ちがフラバして気持ち悪くなる。

「そんな汚い車、売るか廃車にして」と私が言うと

「気に入ってる車だから売りたくない」と

車好きな主人は引き下がらない。

「じゃあシートから内装、全部新しく替えて」

と言う私に

「…わかりました」と言っていた。

 

もちろんグループLINEに逐一報告する。

「甘すぎる」

「廃車一択しかないでしょ」

「サブ車あるから浮気するんだって」

のような返信が来ていたけど

「とりあえず様子見てみる」と私は返信した。

 

主人は丸く収まって安心しているかも知れない。

でも私の戦いはこれから始まる。

 

そう、弁護士を介してクソ女との接触だ。

 

投げつけられた子供手当

冷戦の終わりは突然訪れる。

期間にすると約1ヶ月だったのに

私にとっては数ヶ月~半年のように感じた。

 

それは数日前の私と主人の会話から始まった。

夫婦の会話はほぼなく

話すと言えば子供に関する会話しかなかった。

「今月は子供手当振り込まれる月だから

 振り込まれたらおろしてきて」

「いくら?」

「6万円」

「…」

私達夫婦は結婚する前もしてからも

財布は別にしていて

生活費といったまともな金銭的な支援は

主人から受けていなかった。

妊娠中も産後も。

この話を聞いた人ほとんどが

「おかしくない!?」と言ってくれる。

私も客観的にこの話を聞いたらおかしいと思う。

でも私は手に職があったので

主人から生活費を貰えなくて

金銭的に苦しいな…と思う事はあっても

少しだけ貯金していたので

産後も生活に困窮する事はなかった。

子供に関するお金は私が管理していたが

子供手当は主人の口座に振り込まれるため

いちいち主人に頼まなければならないのが

正直癪に障る。

 

数日後主人の給料日が過ぎても

子供手当を持ってこなかったので

言いたくないけど聞いてみる事にした。

「いつ子供手当おろしてきてくれるの?」と。

すると主人は無言で財布から6万円を出して

私に投げつけた。

この行動で私の我慢が限界に到達した。

というか、ぶざけんなよ!という気持ちが爆発。

「おい!いい加減にしろよ!

 なんなのよ、テメーの態度は!

 反省してるのかしてないのかわからないけど

 離婚するにも1回話をしないとならねーからな!」

ヤンキー並みの口調で主人にブチ切れると

主人は主人で

「おー!話すなら今話そうぜ!」と言う。

「冷静に話せんのか?

 前話した時は私に手を上げたの忘れた?

 冷静に話せないなら警察でもお義母さんでも

 ここに呼んで話聞いて貰うけど」と言うと

少しひるんだ主人が

「冷静に話すから大丈夫」と言ったので

「じゃあこっちきて座れ」と言った。

今回は子供もいる手前、

どんな結論が出ようと淡々とした口調で

話そうと私は思っていたが

主人は別の事を考えていたようだった。

 

まず口を開いたのは主人だった。

「お前俺に離婚裁判かけるつもりなんだろ」

 

“…はぁ!?!?”と思いつつ

 

「私一言でも裁判するなんて言った?

 仮に裁判したとしても

 100%勝てる裁判なのにする必要ある?

 裁判する金あるなら少しでも子供のために

 貯金してやろうと思わない?」

と言うと主人は一気に緊張が解けた顔をして

「え?裁判しないの?」と言ってきた。

 

“もしかしてこいつ、私に離婚裁判されると思って

ビビッて威圧的な態度取ってたんだ!

ちっちぇー男!”と思ったのは心に秘め

 

「裁判しないよ。

 最初から離婚もしないって言ってたよね。

 浮気されて手も挙げられて

 出て行こうとも思ったけど

 子供の事を考えて踏みとどまっただけ。

 私なりに歩み寄ったけど

 これ以上は限界だわ。

 離婚しないならあんたが歩み寄る番。

 離婚したいなら私の気持ちの整理と

 慰謝料や生活費の計算の時間をちょうだい。」

 

すると主人は安心からなのか

静かに泣いているようだった。

「本当にごめん」

小声で謝り暫く沈黙した後

「離婚なんてしたくない。

 俺が悪かった。

 これからはちゃんとする。」

と言ってきたのに対して私は

「許す訳じゃないから。

 許そうと思っても一生許せないと思う。

 あんたになついている子供がいるから

 離婚を踏みとどまっただけで

 子供が大きかったら離婚してたかも知れない。

 子供に感謝しなよ。

 これから信頼を取り戻す努力をして下さい。」

と言うと、主人は静かに何度も頷いていた。

 

そしてせっかくの機会なので

生活費などのお金についての話をしようと

主人に話を振ると

「俺ら丸く収まったんだから

 相手の女に慰謝料請求とかするなよ?」

と言ってきて

また私の怒りは頂点に達した。

 

どこまでもクソ男だな!!