浮気相手の旦那と接触!

神様が味方についたかは

正直わからないけど

私に追い風が吹いている事はわかった。

自分に正直に、悔いの残らないように

徹底的に主人と相手の女を懲らしめたい。

さてどうするか…

 

「まず花子の旦那に接触しない?

 それから動きを見てこっちの動きも決めよう」

と、友達Rは最初から言っていた。

証拠も相手の情報も揃えた今がその時だ。

迷わず花子の旦那に電話する事に決めた。

 

 花子の旦那に電話する。

プルルルル…呼び出し音は鳴るものの

出る気配はない。

“知らない番号だから出ないのか…”

“私の存在がバレているはずはないし…”

色々考えたが

たまたま出られない可能性の方が高いので

後日また電話してみる事にした。

折り返しの電話もないまま

数日後また花子の旦那に電話をかける。

プルルルル…

「はい」

花子の旦那が電話に出たーーーー!!!

私「あっ、鈴木と申しますが〇〇さんの

  携帯電話でお間違いないでしょうか。」

花子の旦那「そうですけど…」

私「いきなりで申し訳ありませんが

  私の主人と〇〇さんの奥様が

  不倫している事がわかったので

  ご連絡させて頂きました。

  驚くのは重々承知ですが

  落ち着いて話を聞いて頂けると助かります」

花子の旦那「えっ!?えっと…

      鈴木さんのご主人と

      うちの嫁が浮気してるんですか?」

驚くのも無理はないよね。

自分の嫁の浮気相手の嫁からの電話だもんね(笑)

私「はい。証拠も全て揃っていますので

  こちらとしては花子さんのご主人の動き次第で

  こちらの今後の動きも考えようと思っています。」

花子の旦那「はい…すいません。

      いや、うちの嫁がご迷惑をお掛けして…」

“こんな状況で自分の嫁の失態を謝罪するとは

 まぁまぁ話がわかる旦那かも!”

私「そこでですね。

  もちろん鈴木という名前も偽名です。

  本当かどうか疑う気持ちもわかると思うので

  1度私と会って頂けるならその時に

  証拠もお見せしたいと思っています。

  ご主人の協力次第でこちらの出方も変わりますので

  よろしくお願い致します」

こう伝えた。もちろん全て事前に作った台本通り。

すると花子の旦那は

「ちょっとびっくりしすぎて…すいません。

 明日まで時間を貰えますか?」

と言ってきたので

「無理に協力は求めていません。

 知らないふりをしたければそれで良いです。

 1つお願いがあるんですが

 当の本人同士はこちらの動きに気付いていません。

 なので内密にだけお願いします。

 とりあえず明日まで私はお返事をお待ちしますね。」

と言って電話を切った。

花子の旦那はまさか自分の嫁が浮気していたこと、

さらにそれが浮気相手の嫁にバレていて

直接自分に電話がかかってくるなんて

今まで経験したことがない出来事だろう。

私は花子の旦那とのやり取りを

グループLINEに詳しく報告した。

私「旦那が電話に出た。

  考えて明日折り返すって言ってた」

友達R「〇〇(私)と同じ気持ち味わえ!クソが!」

まなちゃん「明日連絡が無ければ

      すぐにプランBに切り替えましょう!」

私「プランB!?(笑)」

まなちゃん「すぐ慰謝料請求ですよ!」

私、R「了解!!」

 

花子の旦那からの連絡が待ち遠しい。

本当に連絡は来るのだろうか。

期待と不安が交差した夜になった。