慰謝料請求とは

この期に及んで

上から目線でクソ女に対して

「慰謝料請求するなよ」と言ってきた主人。

一瞬で甘く見られていると察した私は

深呼吸してから主人に対してこの言葉を言った。

 

「慰謝料請求は私とクソ女との問題で

 お前は関係ないから。

 人様の旦那に手を出したんだから

 私から請求されれば支払うのは当然だよね。

 お前は人様の嫁に手を出したんだから

 クソ女の旦那から慰謝料請求された時に

 相手から提示された金額を素直に支払え。」

 

ズバっと言われすぎたのか

主人は黙っていたので

「わからないならもう1回言うけど?

 私はクソ女が憎いし、お前も憎い。

 到底許せるとも思えない。

 でも婚姻関係を維持すると決めた以上

 2人には何かしらの制裁は受けて貰わないと

 私の気が済まないのもわかるよね?」

と言うと主人は

「俺にはペナルティないの?」と聞いてくる。

 

そこで用意していた返答の出番。

「お前には公的に効力のある誓約書を

 準備してるからそれに署名しろ。

 これからの人生は

 一生かけて家族に償うつもりで生きろよ」

と私が言うと

主人は「はい…」とだけ言った。

 

釜戸が別のうちならではの言葉かも知れないが

クソ女の旦那が私の主人に

慰謝料請求しようが私は全く痛くなく

全然関係ない事だった。

この言葉を聞いた主人は俯き

「…わかった。」とだけ言った。

 

そして沈黙の後に

「また元通りにできる?」と主人が私に聞いてきたので

「元に戻れるかはお前の行動次第」と言うと

「努力するけど、まず何をしたらいいのか…」

と言いだした。

“こいつバカなの?”と思いつつ

「私達の信頼を取り戻す努力を最優先して。

 それとクソ女が乗った車は乗りたくないし

 乗らないから。」と言うと

「えっ!」と主人が言う。

クソ女と会うために使っていた車に

乗りたがる本妻がどこにいるのだろうか。

想像したくないけど、車を見るたびに

その時の気持ちがフラバして気持ち悪くなる。

「そんな汚い車、売るか廃車にして」と私が言うと

「気に入ってる車だから売りたくない」と

車好きな主人は引き下がらない。

「じゃあシートから内装、全部新しく替えて」

と言う私に

「…わかりました」と言っていた。

 

もちろんグループLINEに逐一報告する。

「甘すぎる」

「廃車一択しかないでしょ」

「サブ車あるから浮気するんだって」

のような返信が来ていたけど

「とりあえず様子見てみる」と私は返信した。

 

主人は丸く収まって安心しているかも知れない。

でも私の戦いはこれから始まる。

 

そう、弁護士を介してクソ女との接触だ。